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909: Love Is Eternal

ミーがICUに入院していたときのお話の続きです。

2008年 8月14日 (木曜日) 午前







前回までのお話は 酸素を満たしたコーンを ミーの顔にかぶせたり取ったりしていたところまででした。

そして、ミーが 私に抱っこをせがみました。

私もずっとミーを抱きしめたかったけれど、治療が優先だと思って、ただ彼女を撫でているだけでした。




ミーは本当に抱っこが大好きな子で 私たちはいつも抱き合って暮らしていました。

お散歩に行くときも 「抱っこのお散歩」で 一応ハーネスなどはつけていても目的地までは抱っこしたまま。^^

寝るときはいつも私と一緒に同じ枕を使い、頬と頬を寄せ合って寝ているので、いつも家族に笑われていました。

「こんな仲良し、みたことがないわね。」と。




ドクターに ミーを抱き上げても良いかどうか訪ねました。 答えはもちろん OKでした。

それからは 何時間も私の腕の中で 治療が続けられました。

私たちはお互いの鼓動を聞きあっていました。












ミーも私もただふたりで抱き合っているだけで とても幸せでした。

何千年も前に金星からこの地球に来たときも こうやって抱き合ってきたのだったわね。


ミー 「ママ。 お話したいことがあるの。」

ママ 「どうしたの、ミーちゃん。何でもママにお話してね。 お水がほしいの? 何か食べてみる?」

ミー 「そんなことではないの。 

ミーちゃんが金星人だっていうこと 病院の方たちにばれてしまったと思わない?」

ママ 「どうかしら。 ママが金星人だっていうこともばれているかもしれないわね。」

ミー 「それなのに 本当にみんな やさしくて 私たちを愛してくださっているのね。 

ミーちゃん、嬉しいわ。」

ママ 「ママも嬉しいわ。 だからミーちゃんもみんなの期待に応えて はやく良くなってね。」



ミー 「ママ。 ミーちゃん、地球の猫ではないから、

このまま地球にいたらもう治療は無理なような気がするの。

    金星に戻って、金星人として治療を受けようかしら。」

ママ 「わかったわ。 それなら ふたりで一緒に金星に帰りましょう。」

ミー 「ママは地球に残って。 ママも一緒に金星に帰ると悲しむ人たちがいるから。」

ママ 「誰も悲しまないわ。 ミーちゃんとママはいつもずっと一緒よ。」

ミー 「ママを養女として迎えてくれた家族の方たちのこと。 お友だちのこと、考えてみて。 

みんな悲しむわ。」

ママ 「嫌よ。 ミーちゃんが金星に戻るのなら、絶対に私も連れて行って。 地球では私は魔法がへたで

    猫になれなくて、人間になってしまったから、ミーちゃんのママになっているけれど、本当は金星では

    プリンセス・ミーのメイドのひとりにすぎなかったのですもの。 

    メイドとしてどこまでもついていって プリンセス・ミーのお世話をするわ。」




ミー 「ママ。 ミーちゃんは 金星で治療を受けて良くなったら、きっと地球に戻ってくるわ。

    だから、ママはそれまで みんなと一緒にミーちゃんの帰りをここで待っていてほしいの。」

ママ 「嫌よ。 さびしくてミーちゃんと一日でも離れて暮らせないわ。 

お願いだからママも連れて行って。」


ミー 「ママ。 ママは魔法がへたで人間になってしまったわ。

でも 一緒に地球に来られたのはラッキーだったわ。」

ママ 「そうよ、だから、金星に帰るときも ママのへたな魔法を手伝って一緒に同じ所に戻れるようにしてね。」

ミー 「ママ。 ミーちゃんにはもうそんな力が残っていないの。 ひとりで金星に帰るだけで精一杯なの。

    ママがまた魔法を間違えて、土星に行ってしまったり、太陽系から飛び出してしまったらどうするの。

    ミーちゃん、今、病気だから ママを助けるだけの魔法の力がないの。

    だから、ママは地球で ミーちゃんが元気になって戻ってくるのを待っていて。」





いくら私が頼んでもミーの応えはノーでした。 そしてじっと私の目を見続けて話し続けました。

私たちのいた部屋には 私の涙があふれて洪水になって 私たちはおぼれそうになりました。


それでもミーの決心は変わらないようでした。

そうするよりほかに ミーが助かる方法はないのかもしれない。











ミーと私は抱き合ったまま 楽しかった日々のお話をしました。

きれいなお花畑で過ごした日々。 

河の公園の緑の芝生の上をどこまでも散歩した日々。

地平線を見渡せるどこまでも続く大草原に行って 輝く夕日を見つめた日々。

バックヤードにくる様々な動物たちと遊んだ日々。

竜巻警報が出て嵐の中、地下室に避難してふたりで抱き合いながら祈り続けた日々。

一緒に踊ったり、本を読んだり、笑ったり、歌ったり、お昼寝したり。


泣き虫の私の涙をいつもなめてくれたミー。 そっと私に寄り添って悲しみを分かち合ってくれたミー。

いくら治療に戻るだけだからとミーに言われても 少しでも離れることの寂しさを思うと私は気が狂いそうでした。




それなのにミーはとても冷静で ひとりでパールをつけて金星のプリンセスに戻る準備をし始めました。

ミー 「ママ。 ミーちゃんは金星のプリンセスよ。 ミーちゃんのことをもっと信頼して。

    ママのことは 金星からいつも見ているわ。

    ママとミーちゃんにだけわかることばで 金星からママにたくさんお話を送るわ。」









ミー 「だから、ママ。 悲しまないで。 離れて暮らしていても いつも私たちの心は一緒よ。

    私たちの愛は永遠に続くのよ。

    ママ。 もう泣かないで。 

    金星に戻る前の最後のママのお顔が 涙でいっぱいなんて、ミーちゃん嫌なの。

    ママ、微笑んで。

    ママが悲しむとみんなも悲しむわ。

    ママが微笑めば みんなが楽しくなるわ。


    ママ、愛しているわ。」


ママ 「ミーちゃん。 今までのこと、どうもありがとう。 

ママ、ミーちゃんと一緒でとてもとても幸せだったわ。

    ミーちゃんが金星でしっかりと治療を受けて 元気になって戻ってくるまでここで待っているわ。


    でもお願い。 もう少し、もう少しでもいいから ママの腕の中にいて。

    あなたを抱きしめさせていて。

    地球に来て、数え切れないくらいたくさんの病気をして、辛い手術にも治療にも立派に耐えた

    あなたのことを ママとしても メイドとしても いつまでも誇りに思うわ。


    ミーちゃん、私はあなたを心から愛しているわ。」




***** 



ミー 「ママが どうしてこのブログを書き始めたのか ミーちゃんにはよくわかりません。

    ブログを通して ミーちゃんと遊んでくださったり、お友達になってくださってありがとうございました。


    ミーちゃんが病気の時には いつもお祈りをしてくださったり、パワーをいっぱい送ってくださったので

    そのたびにミーちゃんは ドクターたちに『奇跡』と言われながらも 何度も生き返りました。

    本当にありがとうございました。


    世界中に 病気でも治療を受けられない猫さんたち、せっかく生まれてきても 誰にも愛されない

    猫さんたちがたくさんいます。



    ミーちゃんからのお願いです。

    世界中の猫さんたちを救ってとは言いません。 

    でも たったひとりでもいいから、もしあなたが かわいそうな猫さんを見つけたら、どうぞ助けて

    あげてください。 どうぞ、愛してあげてください。


    そうやって みんながひとりずつかわいそうな猫さんたちを愛してあげたら、不幸な猫さんたちは

    いなくなります。


    あなたの愛を分けてあげてください。

    愛というものは あげればあげるほど あなたの心の中でさらにあふれていきます。

    愛は決して減ることがありません。



    みんなで微笑みましょう。 争いの無い世界にするために。

    そして さびしいときには夜空を眺めてみてください。 

    夕方になって 一番輝いているお星様が 金星です。 ミーちゃんはそこにいて皆様のことを見ています。


    金星は地球よりもずっと進んでいるので、皆様の猫ちゃんたちの病気や怪我など、困っていることを

    ミーちゃんがみんな持って行きます。 猫ちゃんだけではなく、犬さんも、鳥さんも、お花たちも、

    そしてあなたたち、人間の悩みもすべてミーちゃんが金星に持っていきます。


    皆様に残るものは 幸せと愛だけです。 その愛を恵まれない猫ちゃんたちに分けてあげてください。


    今までミーちゃんのことを応援してくださって本当にありがとうございました。



    ICUの記録の日付を見てくださればおわかりだと思いますが、ママが ICUの記録をお話し始めた時には

    ミーちゃんは もう、金星に帰っていました。


    ママのことをどうぞ許してあげてください。 ママは決して皆様をだまそうとしたわけではないのです。

    悲しくて ミーちゃんが金星に戻るということをいまだに認められないかわいそうな人なのです。


    ミーちゃんと同じような金星人のママは 身体も心も病気です。

    ママは ミーちゃんが金星に戻ったことを認めなくてはなりません。 そのために ミーちゃんがICUにいて

    その後 金星に旅立ったことの過程をブログに書いてもらいました。 


    皆様、本当にありがとうございました。

    ミーちゃん、また 金星から お話を届けます。


    <世界中の猫さんたちがみんな幸せになれますように!>    (=^-^=) ***** 」

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Author:マイラ
魔法の国、金星に住む猫たちのお話です。

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