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A Friend 2

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スルーして下さい。(前回のお話は非公開にしました。)

双子のママはやっと子供たちの家に戻りました。
ヨーロッパにはたくさんのお城がありますがそのうちのひとつのお城の王様から
ご招待を受けてお見舞いに行っていました。王様はご病気にもかかわらず、私を
大切にもてなしてくださいました。別の国にもあるたくさんのお城に住んでいる
王族たちは皆元々は親戚なのでその方たちも毎日のように私に会いにいらして
くださいました。王様はあと3か月の命だと言われてしまったのでその前に遊びに
来てくれてよかった、一緒に楽しく遊ぼうと言われました。毎日私たちはジョークを
言い合って昔の楽しい思い出話をして大笑いして過ごしました。別のお城に住む
王様の妹さんは帰る時にそうっと「王様はあと3か月生きられると言っているが、
私たちはあと3週間かもしれないと思っている。」と言われました。王様は私と
楽しく遊びたくて普段よりもたくさんのモルフィンを服用されて痛みを我慢し、
無理に元気を出されていたのかもしれません。「明日の事を心配しても仕方が
ないよ。どうしても明日は来るのだから。それなら今日という日を一生懸命に
生きよう、一緒に楽しく過ごそう。」と王様が言うので私は彼に甘えて彼と一緒に
いっぱい笑いました。王様は私に「あなたは今幸せですか。」と聞かれたので
こうしてあなたにお会いできて楽しく過ごせて本当に幸せですと答えると王様は
目を閉じて微笑みながら満足そうに何度も微笑みながらうなずきました。
とうとう魔法の国に帰る日が来てしまいました。王様はどうしてこんなに少しの
間しかこの城にいられないのかとがっかりなさり私は泣いてしまいました。
王様は私を抱き寄せて一緒に泣きました。ほかの王族たちも召使たちも皆たくさん
泣きました。私はふだんでも道に迷いやすいので悲しくて泣いているとまた別の星へ
飛んで行ってしまってなかなか家に帰れないだろうからと心配した王様は魔法の
馬と馬車を貸してくださいました。馬車を引いた馬たちが空を飛び始めたときに
私はお城を振り返りました。王様は高い塔の窓から馬車が見えなくなるまでずっと
にこにこと笑って手を振り続けて下さいました。
今回は魔法の箒で飛んでいて迷って別の星へ行ったり、どこかへ落ちたり、
大木に突き刺さったりせずに、宇宙を飛ぶ馬たちにひかれた馬車に乗って
魔法の国にとても楽に戻る事ができました。


魔法の国に着いてすぐに私はお城の王様専用の電話に電話をしたのですが
電話に出たのは一番偉い召使でした。王様は今迄の分量のモルフィンではもう
効かなくなってしまったのでドクターが来てさらに多くの薬をさしあげたので
今はお休みになられていて電話には出られないとのことでした。
やはり王様は我慢をしていたのです。私が行ったことを喜んでは下さったけれど
身体は弱られてしまったようで私は本当に自分がお城へ行ってもよかったのか
どうかわからなくなってしまいました。

(イラスト素材はburntxさんからお借りしています。)

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Author:マイラ
魔法の国、金星に住む猫たちのお話です。

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