記事一覧

1876: The Wild Kittens - 1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
上のものはずっと前に yumeさん が作ってくださったものです。

金星のプリンセス・ミーが地球にいた頃の写真を組み合わせて作って下さいました。

金星のプリンセスと ミーに使えていたメイドたちの中ののひとりの私は 何十億年も前に

金星から地球に来たというお話は今までに何度もしていますね。:-)

ですから何十億年よりもさらに年を取っている私たちにとっては地球の時間はとても短いの。

ミーはもっと良い治療を求めて4年前に金星に戻りましたが、まるで昨日のことのようです。

最近、ミーは何度も地球に戻ってきて私にたくさんのお話をしてくれます。
 
 

ある日、私は何故か買い物の帰りに何故か突然 いつもと違うところに運転し始めたの。

別にこの時は道に迷ったわけではありません。どうしてそこに行ったのかよくわかりません。
 
何故か私はシェルターにいました。それも初めての場所です。

自宅から車で2-3時間ドライブしたかしら。
 

シェルターには大勢の猫さんたちがいました。

こちらでは犬、猫、ウサギ、鳥、魚、色々な動物たちがシェルターにいて

ボランティアの方たちに世話をされています。
 
 

大勢の人たちが ひとりで、或いは家族連れで猫たちを見に来ていました。

ひとりの人気のある猫さんに大勢が並んでいたりする光景も見られました。

中でも「エクストラトー」といって 指の数が普通よりも多くある猫さんは大人気でした。

私もいつのまにか人々にまざって 猫さんたちを見ていました。
 
 
 

本当に私はただ 猫さんたちを見ていただけなのです。

ミーのことを愛し続けているし、家には オレンジ猫で 双子のスラッカーとラッファー、

黒猫のメフィストがいるし、どうして突然 こんな遠くまでドライブして そして突然

シェルターに来て 猫さんたちを見ているのか、私にはわけがわかりませんでした。

シェルターなら家の近くにも他にいくつもあるのです。
 
 
 
 

たくさんのケージの中の猫さんたちを見ながら 私はひとつ空のケージを見つけました。

「もう 誰かの養子になったのかしら?」

そう思って通り過ぎようとしたら あるご婦人が

「そこには ワイルドキャットたちがいるのだけれど 人が怖くて隠れて出てこないのよ。」

と私に話しかけました。
 
 
 

ワイルドキャット? 一体どんな種類の猫さんなのでしょう?

私は興味を持ちました。
 
 
そのご婦人は私に話し始めてくれました。
 

彼女の家からもっと郊外に行ったところに森があるそうです。

その森に切られた木々が山のように積み重ねられている場所があり、そこに母親猫が

住んでいて毎年 たくさんの赤ちゃん猫たちを産むそうです。父親猫はわかりません。
 
 

毎年可愛らしい子猫たちが誕生しますが、ほとんどの子猫たちは コヨーテ、オオカミ、

タカ、ワシ、などに食べられてしまうそうです。そしてせっかく大きくなってきても 森から

道路の方に出て 始めて見る自動車の怖さを知らずに轢かれてしまうのだそうです。
 
 
 
 
 
そのご婦人はそのような光景を毎年見ていてとても辛くて いつも彼らを助けようとしましたが

ワイルドなので人を怖がり、どうしても捕まえることができなかったそうです。

「ワイルド」ってそういう意味だったのね。猫の種類ではありませんでした。
 
 
 

子猫たちは食べられてしまうにしても 母猫は零下何十度にもなる冬の間は一体

どこにいるのでしょう。近くには牧場や農場があるので 小屋などに隠れられるようです。
 
 
 
 

そのご婦人は今年も子猫たちを助けたいと思い、とうとう双子の兄弟を捕まえることが

できたそうです。でもご自宅には 犬さんや猫さんたちがいて 仲良くできず、ずっと

バスルームに閉じ込めて ごはんと水はあげていたそうですが、シャツの袖やパンツの

裾をめくって たくさんの引っかき傷を見せてくれました。
 
 

「この双子の兄弟たちはとても可愛らしいけれど、周りのすべてを怖がるの。人々も

犬も猫も TVの音も 何の音でも怖がって、どうしても私の家では飼えないと思って

今日シェルターにつれてきてみたの。でもこうやってケージに入れた箱の後ろに隠れて

出てこないので 誰からも見てもらえないのよ。でも本当に可愛らしい子たちなの。」
 
 
 
 

そのご婦人はそのシェルターでもう25年もボランティアをなさっているそうです。

「私がケージの中をのぞいてもいいですか?」

と聞くと、いいけれどきっと隠れて出てこないと思うとおっしゃいました。
 
 
 
 

「猫さん、子猫さん。 私はミーのママでそしてメイドのマイラです。出てきて下さいませんか?」

と呼びかけると 小さな黒いふわふわしたかたまりがふたつ見えたと思うと ケージをのぞき

こんでいる私の顔をなめ始めました。

ご婦人はびっくりして、

「もし、あなたに時間があればこの子たちと遊んでいてくれない?私はほかの人たちの

相手をしなくてはならないから。」

そういうと何とそのご婦人は ケージの鍵を開けたのです。
 
 

「でも一度逃げるともう捕まえられないので ケージからは出ないように気をつけてね。」

そしてそのまま他の方たちの所へ行ってしまいました。
 
 
 
 
 

私はもう新しい猫さんと暮らすつもりはありませんでした。余りにもつらい別れがあったので。

でももしも一緒に暮らすのならミーと同じ黒猫で女の子でエメラルドの瞳で短くて曲がった

尻尾で、おとなしくて、クラシック音楽が好きで、と勝手にイメージを作っていました。
 
 
 
 

ところが、その双子の黒猫の兄弟は人を怖がるどころか、私に抱かれようとして必死にそばに

寄ってきたのです。私は嬉しくてふたりとも抱きしめていっぱいキスをしました。

ケージのドアが大きく開かれていたので ふたりが逃げないように私の身体と両手で

ケージのドアの代わりになって、そしてふたりと楽しく遊び始めました。
 
 
 
 

私はそのご婦人は数分で戻ってくると思っていましたが 結局戻られたのは1時間以上

後のことでした。でも実は他の方たちの相手をしながら私たちが遊ぶ様子を見ていたそうです。
 
 
 
 

その後、締め切った部屋に案内してくれて 双子の黒猫の兄弟たちが 私と3人になった

ときにどんな行動をとるか見てみたいとおっしゃいました。

「まあ、まだこの子たちと遊んでいてもいいのですか?」

私は嬉しくて またふたりと遊び始めました。おもちゃも2,3貸してくださいました。

私たちはとても仲良しになりました。
 
 
 
 

ふたりとも黒猫ですが 真っ黒ではなくてほんの少し白とかなんとなく模様がまざっています。

双子とはいっても他の兄弟姉妹たちは コヨーテ、オオカミ、タカ、ワシなどに食べられてしまい

母猫からはもう独立してしまっています。ワイルドな母猫が色々な人の匂いのする子猫たちを

今から受け入れるとも思えません。
 
 

ひとりは長い尻尾があり、瞳の周りは茶系でした。

もうひとりはミーよりももっと尻尾が短く ほとんど無いくらいで、瞳の周りはエメラルドでした。
 
 
 
 

また1時間位してから そのご婦人が

「どちらかを養子にする気はないかしら?」

と私に聞かれました。

「でも ふたりとも男の子ですよね。」
 
 
 

私は別に男の子の猫さんが嫌いなわけではなく、ただ自分の責任で一緒に暮らした

ミーが女の子だったので 男の子をどのように扱ったらよいのかわからなくて困っていたの。
 
 
 
 

それに シェルターから動物を引き取る時にはペーパーワークが必要で、私の過去のことなど

犯罪歴なども含めて全て調べられるそうです。それから今までどのような動物と暮らした

経験があるかとか、その後その動物はどうなったか、病気や怪我のときはどうしたか、

かかりつけのドクターは誰かとかなど とてもたくさんの項目があったの。 また過去に自分と

暮らした動物をシェルターにつれてきたことがあるか(つまり一緒に暮らせなくなってという事)

などの項目もあり、やはり大切な命を預けるわけだから これだけ調べられても

当然だと思いました。
 
そのようなペーパーワークをしてから 実際にドクターたちに確認を取ったりするので

普通は審査にパスするのに1週間くらいはかかると言われました。
 
 
 
 

そのような書類を見ながら、私は自分が一体何をしているのだろうと 始めて思いました。

家族たちには私は二度と自分の動物と暮らしてはいけないと言われていました。

それでなくても家にはもう3人の子たちがいるわけだし。

(もっと大勢の猫さんたちと暮らしている方々がブログのお友だちの中にもたくさん

いらっしゃるので 今3人いるだけで大変、ということは人間側のわがままかもしれません。)
 
 
 
 

でも迷っている私にはかまわず、双子の黒猫の兄弟たちはますます私に甘えだしました。
 
すると私にはミーの声が聞こえたの。
 
 
 
 

         (ウルトラサウンドの検査のために おなかのまわりの毛がそられたときのミーです。)
 
 
 

「ママ。その子たちも金星から来たのよ。ミーちゃんの子供たちなの。いつもママが泣いているから

ママを守るために金星から送ったの。でもママの家に直接届かなくて 遠い森の中の

野生の猫さんたちの群れの中に入ってしまったの。ね、ママ、その子たちを助けてあげて。」
 
 
 
 
ミーのママの私はその言葉ですぐにプリンセスのメイドに戻りました。メイドはどんな時にでも

プリンセスの言葉には従います。私はあっというまに書類を書いてそのご婦人に渡して

しまいました。
 
 

書類にはもちろんミーのことも書きました。おなかと脳の癌になって手術をして抗癌剤の

治療をして、目の手術もしたけれど結局は失明して、ERにも ICUにも何度も入院して、

と書くところがなくなってもまだ書ききれませんでした。
 
 
 

その書類を読まれたご婦人はとても驚かれました。日本の方たちは殆どなさらないと

思いますが、こちらでは癌だと診断されたら治療をする前に安楽死させる飼い主が多いの。

以前からお友だちの方たちはご存知でしょうけれど、私は最初はアメリカに英語で

ホームページとブログを持っていましたが、あまりにも安楽死を勧める人が多くて辛くなって

それらは全部消しました。でも日本の方たちは優しくて皆さんで励ましてくださいました。
 
確かにアメリカの経済状態はとても悪くなっていて 自分の家さえ売らなくてはならなくて

失業したら次の仕事は見つからなくて、という状況ではとても高い医療費を自分たちに

すら支払えないのに 猫などに支払えるはずが無い、という意見が多いのです。

それもわかるけれど、犬も猫もみんな家族です。一度養子にしたら自分の子供と同じです。
 
その時に私は このどちらかの子に ミーと同じような愛情がもてるだろうか。

万が一、養子にした子が病気になったらミーのときと同じように看病できるだろうか、と

よく考えるべきでした。でもミーの言葉を聴いた私は感情的になって、何も理論的なことは

考えられませんでした。
 
 
______
 
 
下書きを何度もしてから投稿しようとしたら、 「5千字制限」 というものに引っかかって
 
一度に投稿できませんでした。 この後 続けて投稿しますので コメント欄はこちらは
 
閉じますので続きのほうに下さるとありがたいです。 
 
 
長くて読みにくい文章でいつもすみません。  続く。
 
 
 
 
 
 

 Thank you very much!
 
 
 
 
 

★★★ 世界中の猫さんたちが幸せになれますように ★★★
 
 
 
 

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マイラ

Author:マイラ
魔法の国、金星に住む猫たちのお話です。

月別アーカイブ

FC2カウンター